私は、父・津野正二が経営いたしておりました津野 正二工業所に昭和29年入社。昭和37年に有限会社 津野製作所に組織の変更、その後株式会社タカシマ 様との取引開始と共にそれまで携わっておりました自 転車部品の製造から特殊ネジ製造への転換、工場移転 (昭和45年、現在地へ)、さらに原子力プラント用 Uボルト製造・これに伴うUボルト製造機器“丸棒 曲げベンダー”の独自研究開発(昭和48年)等々 と、お陰様で着実な歩みを続けて参りました。 昭和49年10月、父・正二の死去に伴いまして津 野實(兄)が経営のバトンを受け継ぎました。平成6 年、兄・津野實の突然の死去に伴い、私が後を継ぎま した。社史をひもときますと、明治42年東京市本所 区にて創業以来、戦時中には航空機の油圧部品製造、 昭和20年3月8日東京大空襲による工場焼失等々、 創世記には幾多の変換がございましたが、終戦後昭和 22年8月に新たな思いで埼玉県幸手市中1丁目へ工 場を移転して以来一貫して納期厳守・より良い製品 の提供をモットーにユーザー各位のご信頼を戴き、昭 和53年2月には資本金を1,000万円に増資、平 成9年8月1日より業務拡大をはかり、製造・小売り 販売事業を展開いたしました。それに伴い、平成10 年1月10日より資本金2,000万円に増資し、着 実な伸びを示しております。 これからもネジの多種少量製造を中心に考えユーザ ーの皆様のニーズに敏速に対応できますよう、高機能 機械の導入、材料在庫の増強に力を入れます。また、 高精度の部品製造を目指す一品検査を重視し、技術の 向上を常に心がけ、ネジメーカーのオーソリティとし て高度の技術を提供し、ユーザーの皆様に信頼され、 愛される会社を目指して、社員一同努力いたす所存で あります。 |